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高波自動車

お探しのクルマは上記「Googleカスタム検索」にてお探しください。(車種・キーワード・メーカー名等)


右ハンドル・モデル
左ハンドル・モデル って???


この仕事を始めた頃から、

皆様より、こんな質問を頂きます。



シブヤさ~ん、

右ハンドル左ハンドルって、 

クルマとして違うトコロあるんですか???……と。



私は決して全ての右ハンドル・モデルを

否定するものではありませんが……



1990年代初頭までは、

ヨーロッパ車の右ハンドル・モデルって、

明らかに違和感がありました。

(具体的にはポルシェ911や

VWゴルフ1、シトロエンCX、アルファ164など)



現在の新車で言えば、

私の個人的感想ですが、

全世界のマーケットで、

それなりに右ハンドルの販売台数が多いモデルは、
 
おおよそネガティブな要素が見当たらなくなりました。

(全てのモデルがそうではないんですけどね……)



ところが、

右ハンドルの販売台数が少ないモデルの場合は、

やはりネガティブな要素を感じます。



具体的には、

フォルクスワーゲンやアウディ、

メルセデス・ベンツ、

BMW、MINIなどのメーカーは、

右ハンドル・モデルを全世界に相当量、継続的に生産していて、

ワイパーの方向やシフトインジケーター、
 
ブレーキ周りの取り回しやヒューズボックスなど、 

右ハンドル仕様にしっかり作りこみをされていて、

トラブルが起きても、次のロットから、

しっかりマイナーチェンジを施し、改善されてきます。



ところが……

シトロエンやルノー、

フィアットやアルファ ロメオなど、 

どちらかというと、右ハンドルの販売台数が少ないメーカーは、

対策の遅れや詰めの甘い作りこみが、
 
思うように改善されてこないのです。



我が家で使っている、

シトロエン・グランドC4ピカソを例にしてみると、

私が自分で直輸入した

1.6HDiの左ハンドル、6EGSと、
 
日本の正規ディーラー車の右ハンドルを乗り比べ、

決定的に違う、と直ぐに気がついたところが……

ブレーキのタッチでした。



左ハンドル・モデルは、 

ブレーキを踏んだ感覚が、

自分自身でしっかり理解できるのに対して、

右ハンドル・モデルは、 

スポンジーで何かフィルターがかかったような感覚があって、
 
非常に違和感があったのです。



次に気になったのは、 

ステアリングの位置やペダルのレイアウトとシートが、
 
私には全くしっくり来ないこと!



これは、過去私が愛車にした、
 
アルファ ロメオ、フィアット、ルノーなどにも

当てはまるケースが良くありましたが、

やはり私は、

この作りこみの甘さに引っ掛かりを感じてしまうのです。



グランドC4ピカソを現在の価格で考えると、


右ハンドル 日本仕様

1.6Tエクスクルーシブ

車輌価格 377万円


右ハンドル 英国仕様

1.6HDi 16V 110hp EGS VTR

英国で£20,395=322万円

日本での車輌価格 378万円


右ハンドル 英国仕様

2.0HDi 16V 138hp EGS VTR
  
英国で£21,495=339万円

日本での車輌価格 398万円


左ハンドル イタリア仕様

1.6HDi 16v 110cv EGS AIRDREAM ELEGANCE
 
イタリアで€22.720=318万円

日本での車輌価格 378万円


左ハンドル イタリア仕様

2.0HDi 16v 138cv FAP CMP-6 EXCLUSIVE

イタリアで€25005=350万円

日本での車輌価格 408万円



右ハンドルの日本仕様ガソリン、

右ハンドルの英国仕様ターボディーゼル、 

左ハンドルのイタリア仕様ターボディーゼル、 

と比べてみても、

いずれも大きな価格の差はありません。

(日本では、最近2.0ガソリンを投売りしましたが、
 
あくまでも、カタログ落ちの在庫処分)



私はグランドC4ピカソを購入するにあたり、

ヨーロッパでレンタカーやメーカーから拝借した車輌を

長距離移動に使ってみて、

1.6HDiの出来の良さが、

どのエンジンよりベストマッチングだと感じ、購入しました。

結果的には、燃費が良くて、味わいのある、

ヨーロッパのMPVを手に入れられて満足をしています。



右ハンドル、左ハンドル、ってどちらが良い?

それは各モデルで違うのですが、

そのクルマが持っている本物の味を手に入れる為には、

出来るだけオリジナルの本国仕様を試した上で、 

自分のクルマを選ぶべきなのかな、と考えます。



気になるヨーロッパ車があるのなら、

一度、ヨーロッパへ旅に出かけて、

レンタカーで走り回ることをお勧めしちゃいます。



シトロエンやルノーなどは、

メーカーがレンタカー部門を持っていて、

ヨーロッパを自動車旅行するお手伝いをしています。


http://www.citroen-europass.com/uk/locale.asp


http://www.renaultrent.com/



『私立探偵マグナム』 

これでフェラーリ308が欲しくなった!





| 自動車コンシェルジュ | 01:10 PM |