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2015,07,28, Tuesday
![]() 「出た~っ!」 当ブログの管理者が よ~く このタイトルを使っていて、 品がないから もう使うのやめませんか? と、言っていた私ですが・・・ このクルマに関しては、 そう言わざるを得ません。 ![]() 欧州にはもうほとんど 程度の良いものは残っていない、 シトロエンC6 2.2HDi ターボディーゼル マニュアル。 今回は、約1年前にお納めした 良質な個体が戻ってきました。 ![]() 前オーナーは、 私共のお客様の中でも 一、二を争うクルマを諦めきれないI様。 このC6をご購入になる前のクルマは、 ランチア・テージスの3リッターガソリンモデル。 でも、その時本当にお探しだった テージスのディーゼルモデルが出てきてしまい、 やむなくC6を手放されることになりました。 ![]() 全長4910mm×全幅1860mm×全高1465mm、 ホイールベースが2900mmと、 決して小さなクルマではないのですが、 運転しているとその大きさを感じさせません。 私個人の勝手な判別方法ですが、 いいクルマほど、 実際の大きさより小さく感じるものです。 実は、このクルマの車検証上の寸法は、 全長4860mm×全幅1840mm×全高1450mm と、カタログスペックとは異なります。 ![]() 大量輸入の正規輸入車と違い、 私共が輸入する車両は、 すべて1台ずつ実際に車検場に行って、 予備検査というものを受けます。 内容は、通常の車検プラス 申請書類と適合しているかどうかの検査と 車両寸法、車重の計測です。 ![]() 車重は大きな秤に載せるのですが、 車両寸法はいまだに巻尺で測っておりまして、 忙しくて検査員が足りない時は、 「はい、じゃあ、こっち持って」と言われ、 巻尺の端を渡されることもあります。 ですから、以前には、 5ナンバーのDS3レーシング という希少車もありました。 ![]() 余談はさておき、 このC6ですが、 前オーナーがいかに大切にしていらしたか、 を示すものがあります。 ![]() 両方のドアミラーに、 テーピングがしてあるのです。 最初に見たときは、 「あー、I様擦ってしまったんだな」 と思いましたが、 よくお話しを聞いてみると、 細かいキズがつくのがいやなので、 見栄えが悪いかもしれないけど、 テープを貼っているとのことでした。 ![]() このクルマは、 日本に到着してから、 私が気合を入れて納車整備を指示し、 試運転を繰り返してI様にお納めしました。 その後、 I様から少しのダメ出しを頂きましたが、 すべて対処済み。 これほど調子のよいC6は、 なかなかないと思います。 ![]() シトロエンC6 2.2HDi 2007年モデル 左ハンドル 6速マニュアル 2.2リッター・ターボディーゼル モケットシート 走行約50700km 車検 平成28年10月 諸費用オールイン乗り出し 400万円 ![]() 前回、このモデルが出たときは、 その日の午前中に売約済みとなってしまいました。 今回もたくさんのお問い合わせを頂くと思われます。 乗って愉しく、見て嬉しい、 ぜひ、ご自分のものにしてください。 ご購入希望の方は、 こちらにご連絡をお願い申し上げます。 03-3416-8547 もしくは以下をクリックして、 ![]() こちらのフォームから シトロエンC6 2.2HDi 中古車 の件として、 必ず、お名前(フルネーム)、 お電話番号を明記の上、 ご連絡をお願い申し上げます。 フルネームを頂戴出来ないお客様には、 こちらからのご返事を控えさせて頂きます。 ご理解の程、宜しくお願い申し上げます。 ローンをご利用希望のお客様へ、 弊社では、 関西アーバン銀行 マイカーローン をご紹介しています。 予め、オンライン、もしくは、ファックスにて、 お申し込みのご準備をお願い申し上げます。 新車即納可能 こちらをクリック! ![]() ユーズドカー即納可能 こちらをクリック! ![]() |
2012,02,06, Monday
大変長らくお待たせしましたが、やっとCITROEN DS4 1.6 e-HDIを 私共の超VIPなお客様 杉並のA様にお納めすることができました。 今日は 陸送会社ゼロにお世話になることもなく ディーラープレートで自走です。 A様とはかれこれ18年、ルノー21ターボからのお付き合いです。 長年のご愛顧、数々のおクルマをお買い上げ戴き ただただ 感謝の一言に尽きます。 A様のクルマ選びは達人の域に達していると言っても過言でないほど、 「ほかの方と同じものはちょっと」 という A様に今回のCITROEN DS4 1.6 e-HDIは まさにうってつけ。 最初に写真を見た時に どうやってリアドアガラスが降りてくるのか?と疑問に思いました。 このデザインのためなら窓は嵌め殺しにしちゃえ!というシトロエンの思い切りがすばらしいです。 最近 内装にころんとしたソリッドなアルミを多用して 独特な質感をだしているシトロエンですが このDS4も とっても凝った造りです。 高めのセンタートンネルの上に シフトセレクターを配し、 その操作感は XMのハイトコントロールレバーを思い起こさせます。 奥行きが感じられるメーターパネルは 全体の色と数字部分の色を個別に設定できます。 キリリとした眼差しは ドライブする者をやる気にさせてくれます。 ますます熟成が進む1.6e-HDI 下から分厚いトルクと 洗練されたEGSが ドライブのし易さを支えます。 ![]() あっと言う間にナンバーが交付され NANA GATEAUX に寄ってA様にお土産を購入。 どのケーキも美味しそう、中でも今が旬のイチゴのショートケーキはイチオシです。 ![]() ただいま バレンタインデーに向けてチョコレートとバラのご予約を承っております。 詳しくは http://ameblo.jp/nanagateaux/ をご覧になってください。 えー、宣伝はこれくらいにしてと。 身内ながら いつも不思議に思うのですが、 うちのシブヤが 諦めきれないクルマをどうやって集めてくるのか? まったく謎なのですが これからも A様に次々と諦めきれないクルマをご紹介しますので 末永くお引き立てのほどを 宜しくお願い申し上げます。 |
2010,09,13, Monday
今年はいつまでも暑さが続き、相当身体に堪えてきていますが、 お盆のころに何故か昔のことを立て続けに思い出し、 時節柄と言えばそれまでですがやはり私も歳をとったのだなと 思わざるを得ないことがありました。 今を遡ること30数年、私は一人の女性とお付き合いをしていました。 彼女は天真爛漫、自由奔放でとても私の手におえる方ではございませんでした。 あるとき「ちょっとイタリアのお友達のところに遊びに行ってくるね」との言葉を残し、 数か月いなくなってしまいました。 彼女はアリタリア航空のパイロットと仲良くなったようで世界中あちこち飛びまわり、 ある日何事もなかったかのようにふらっと帰って来ました。 彼女の土産話のなかで特に面白かったのが「この間ニューヨークからローマ間のフライトで とても面白い人に出会ったの!」というものです。 なんでもその方は黒人で髪が長く、いつもはサングラスをかけているけど 外したところを見たらとてもきれいな目をしていたそうで、声は低くガラガラ声ながら フライトの間いろんなお話をしたそうです。 なんでもジャズをやっていてトランペットを吹いているらしいと聞いてピンときた私は 彼女をレコード店に連れて行ってあるジャケットを見せ「もしかしてこの人?」と聞くと 「そうそうこの人!よくわかったわね!」と。 あのインタビュー嫌いのこの人がフライトのあいだずっと話をするほど彼女は アトラクティブだったのです。 どうでもよい話はさておき、そのころ私は初めて自分の名前が車検証に記載されたクルマを 持ったのです。 それまで父のクルマを勝手に乗り回していた私にとってそのクルマはまさに宝物でした。 今から思えばたいしたことはないデザインのドイツ車でしたが、 当時の私はこれほど美しいクルマはないと思いいつもピカピカに磨き上げ、 コンディションを保つのに腐心していました。 このクルマの輸入元は今はなくなってしまった東邦モーターズでした。 今はマンションになってしまいましたが、目黒川のそばに目黒工場があり、 なにか不具合を見つけると行っては工場長のS名さんに面倒を見てもらっていました。 今考えるとさぞかしお邪魔であったであろうと思い誠に申し訳ないのですが、 メカニックの方が修理してくれるのをそばでずうっと眺めているのがとても楽しく、 またいろいろな知識を得ることができました。 なにせこちらは学生でしたので、いくらでも時間はあったし、また自分のクルマがどのように 修理されるかということにとても興味があったのです。 S名さんも私を邪魔者扱いせず、メカニックの方に適切な指示を与え、 いつもどのような故障状態でそれをどのように修理をしているのか 事細かに教えてくださいました。 二十歳そこそこの若造の私をあくまでもお客様扱いして下さり、 今考えるとどうしてそこまで親切丁寧に接して下さったのか、 それが東邦モーターズの良さだったのか営業の、 のちに大出世されたT住さんともども大変お世話になりました。 ある日いつものように目黒工場に行くとS名さんがあらたまった口調で 「いままでいろいろとお世話になりましたが、このたび定年になり来月から 新車の整備部門に行くことになりました。 今後とも東邦モーターズをよろしくお願いします。有難うございました。」と挨拶をされ、 こちらとしてはえー?これから誰にいろいろ相談すればいいのー?と途方に暮れるとともに こんな若造にまできちんとご挨拶を頂き、なんと言えばよいのか咄嗟に判断できず、 「こちらこそいろいろとお世話になりまして有難うございました」とお礼を述べるのが精いっぱいでした。 その後何度か目黒工場には修理をお願いしましたが、 そのうちに工場はなくなりマンションになってしまい、 本社工場に何度か顔を出してもS名さんがいない東邦モーターズに 何か物足りなさを覚え、次第に足が遠のき いつしかそのクルマを手放してしまいました。 若者のクルマ離れがどうのこうの言われていますが、若者にとってクルマ以外に楽しいものが 昔に比べ溢れていることは事実ですが、あのS名さんみたいにいろいろと面倒を見てくれる方が いなくなっているのも事実だと思い、面倒臭がらずに若い人の相手をしなくてはいけないんだなと 思わされたある夏の日の午後でした。 |
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