皆さん、こんにちは
車検を理由に、少し無理を言って、フィアット:パンダ@初代を代車に借りて、数日乗ってます。
今回は、その試乗記など、書いてみたいと思います。
というか「ねぇ、聞いて!聞いて!」感じです。だって、感心しまくりなんです。
まず、このシンプル極まりない内装!
今回借りた車両は、クーラーはもちろん、オーディオもありません。
それと携帯を充電しようとして気付いたのですが、シガーライターソケットすら無いんですね。
タバコを吸う人は、ライターも持ってるでしょうから、クルマにシガーライターは不要とも考えられます。
(この割り切り!素晴らしいです)
でも、ライトの光軸調整スイッチはついてたりして、荷物をいっぱい積んで、クルマを道具として使い倒すヨーロッパとの文化の違いを感じます。
シートポジションを合わせてみます。
185cm、110kgの大きな私にはギリギリですが、何とか大丈夫!
実際、どう調整しても、ステアリングが太腿に当たってしまって運転出来ないクルマもある中、立派です。
さて、走らせてみましょう。
低速トルクがあるのか?ギヤ比が良いのか?900ccという排気量から想像する線の細さは無く、むしろ力強さすら感じ、特に気を遣うこともなく楽に発進できます。
それから、このエンジン、とてもフレキシブルです。
多少、シフトダウンをサボっても、むずがることは無いし、逆に低いギヤでエンジンを回すと活発に走ります。
人間、元気なときも、疲れてるときもありますよね?
疲れているときは、ゆっくり流したいし、元気なときは積極的に飛ばしたい。
私はそんな人間の気分に合わせてくれるクルマが好きです。
フランス車が好きな理由は、そんなところにあって、柔らかで優しいシートや乗り心地で癒してくれ、飛ばしても粘り強いサスペンションで、ついて来てくれるところが気に入っています。(おっと、話がそれました)
このパンダにはフランス車のような乗り心地はありませんが、逆に回して楽しいエンジンと回せるペダルレイアウトがあって気に入りました。
(イタリア車のペダルレイアウトって、どうしてあんなにヒール and トゥ(私の場合、トゥ and トゥ)がし易いんでしょう?)
さらに言うと、これまでに乗ったイタリア車の経験から、
イタリア車は積極的に走ると最高なんだけど、ゆっくり流して走るとクルマが嫌がる(ギクシャクする感じ)があって、心底好きになれずにいたのですが、このパンダなら、それもなく好きになれそうです。
それと、もう一つ重要な要素があります。
それは、車重が軽いこと。
車検証を見ると、車両重量:730kgとなっています。
“軽い”って、スゴイと思いました。
まず、良く止まります。これを経験するだけでも、試乗する価値があると思いました。
それと、おそらく前述の発進のし易さや加速の良さにも大きく貢献してるはず。
安全性や快適装備で、クルマは、どんどん大きく、重たくなっています。
そんな中、必要最小限の装備しか持たないパンダですが、逆にその軽さや運転の楽しさで心が満たされます。
ありふれた表現ですが、シンプル イズ ベスト!
クルマ好きなら、一度は味わっておきたい1台だと思います。