こんにちは、エグザンティアのabeです。
先週、仕事と家庭を放り投げプチ逃亡の旅をしてきました。
と言っても仕事でいつも行っている青森に行っただけなので
何をやってるのかわかりませんが、時間という制約を取っ払い
いつもの風景の中に身を任せたくなりました。
青森に入るルートはいくつもありますが、今回は十和田湖から八甲田山を
行くことにしました。
十和田インターで高速を降り、103号線を東に走ります。
変哲のない生活道路ですので、軽トラや路線バスが走りスピードは
上がりませんがのんびりとして今の気分にぴったりです。
急な上り坂が続き、飽きてきたころに突然、十和田湖が姿を現しました。
湖の南側を巻くように走り、奥入瀬渓流の入り口でもある「子の口」に
到着しました。
ここは友人の小説家が数年前に書いたロードノベルのラストの舞台に
なった場所であることを思い出しました。
その当時のことを思い出しながらクルマを走らせます。
奥入瀬川と別れ、八甲田を目指します。
途中に蔦温泉があったので立ち寄ることにしました。
ここは吉田拓郎の
『旅の宿』のモデルになった温泉です。
本館の前は駐車禁止なので撮影場所を探してうろちょろしているうちに
サンクと156を発見したので写真をパチリ。
すると、どこからか男性が走り寄ってきました。
(ここも駐車禁止なのかな…)とクルマを移動させようとすると、男性はこれらの
クルマの持ち主で旅館の方で、
パルナスのブログも見られているとのことで
大変にびっくり!!
本館の前にクルマを停め、記念写真を(Oさん、ありがとうございました)。
笠松峠は早くも紅葉が始まっていました。
昼食を取ろうと思っていた黒石の「長崎家」は残念ながら終わっていました。
ここは「冷やしラーメン」発祥の店ですが、地元の人々はそのことをまったく
理解していません。
有名な「こみせ通り」よりも普通の通りのほうが、僕は好きです。
黒石から青森に抜ける「よされライン」は大好きな道で、今の時期は
稲が黄金に輝き、右に八甲田、左に岩木山が佇みリンゴの実が赤く
色付き何度走っても飽きることがありません。
ホテルにチェックインし、夕食はいつもの
「菜のはな」で。
時間が早く、カウンターは僕だけだったので主人が数日前に入ったマグロを
見せてくれました。
部位によって熟成の速度が違い、今日のトロは少し早すぎでしたが、赤身には
しっかりと味が付いていました。
これから冬にかけて、青森はさまざまな海や山の幸がこれでもか、とばかり
登場します。
駅近くの神社では夏の名残りのような宵宮が行われていました。
ホテルに戻り、友人の出した新刊を読みながら目覚ましを掛けずにひとり寝ます。
(津軽半島一周編に続く)