シトロエンC4を、フランス・パリにて試乗しました。
秋のパリは空気が透き通っていて、とても気持ちの良い天気です。
今回は、シトロエンC4 138ch ディーゼル 2.0の5ドア、
ダイナミックパッケージなる物をテストしました。
パリの街を走り出して先ず一番最初に感じた事は、
乗り味が随分とドイツ車に近くなったな、と言う事でした。
ダイナミックパッケージなる17インチのホイールを備えている車両だからかもしれませんが
フランス車に乗り始めたというワクワク感は全く無く、ちょっと戸惑った感があります。
走り始めてから1時間強、次第に色々な事がわかってきました。
新車なのでサスペンションが未だ馴染んでいない事、
試乗車両が、ファーストプロダクションの為 少々完成度が低い事など。。。
そして インテリアが ヨーロッパの新型車の中では最も出来が良く
モダンな内装で乗る人を満足させるところなど。。。
最大の関心事であるステアリングは、日本人にありがちな"内がけステアリング操作"
をすると 操作する手がハンドル中心部に干渉して少々危険で、
基本の運転操作が、このシトロエンC4に必要とされるところです。
エンジンは パワフルで素晴らしい出来栄え、現在はEURO4の基準ですが、来年はEURO5が標準になる模様なので 当社も来年、日本に導入もトライしたいと思います。
現在に時点で 日本へは 1.6のガソリンモデル、仕様もVTRやVTSでない素の"パック アンビアンス"がベストチョイスだと思います。
ECが統合、工業製品もクロスオーバーして 新しい潮流が出来始めました。
シトロエンは新時代へ歩みだし、新しい個性を生み出しています。
来年登場するC6は その個性を十分に堪能できるモデルに仕上がって来ると感じます。