記事の欄では初めまして
コメント欄でいつもお世話になっている『かに目大仏』です。
mariko女史からの指令により
「あんたも書きなさい」「はい!」のノリで始めさせて頂きます。
シブヤさんとの出会いはいずれ書きますので、今回は前回のシブヤさんの直球タイトルに反応して、日曜日の出来事を記事にさせて頂きます。
欲しいクルマってなかなか無いんですよねー。探してみても。
シブヤさんみたいな自動車コンシェルジュに出会う前の自分は
「そんなのどうせ無いんだから、作っちゃおう!」派でした。
探す側のこちらの気持ちを痛いほどディーラー営業マンに理解して貰うなんて、たーいへん。無理無理。
見ず知らずの人に自分の自動車経歴を一から話して理解して貰うのなんて出来ません。
だって、お店でズボンとシャツを脱いでパンツ一丁になる様な感じがして、恥ずかしくないですかぁ?
(その感覚は俺だけか・・・
)
同じ様な境遇の学生時代の友人と日曜日会うことになりました。理由は・・・
家族の為に4枚ドアの国産新車を生まれて初めてディーラーで購入したけれど、車検を待たずして足回りを自分好みにしたくてセコハン店にて新古品の車高調を安く購入・・・。
安いには訳がある。ブレーキのブラケットが付いていない・・・。
タイラップで一応は止めてあるけど、このままだと車検が通らない・・・。
「ガレージ貸して!」「溶接機使って良い?」
何やってんの君は・・・。今頃、そんなの流行んないよ(笑)!
でも、そんな彼には大きな借りがある自分。
仕事の人間関係で行き詰まっていた頃、単純に何かを変えたくて、ヤフオクで落とした車を取りに行くという理由で、何故か東京から下関へ・・・。
「明日、明後日と温泉行かない?」
「うん、良いよ!チョンガーで気楽だし。(当時・友人)」
「行き先は、“下関”ね。宿は取ってあるから。」
「了解。」
この旅行は大きかった。
好きなクルマで長時間牽引運転したということだけでなく、10時間以上座りっぱなしでも疲れないシートを持ったクルマがあるという実体験。
それよりも嬉しかったのは明日1000km先に行こうと誘って付いて来てくれた友人。
30代になって纏まり始めていて、突拍子も無いことが出来なくなっていた自分にイライラしていたのだが・・・道中、お互いの悩みや仕事の愚痴や女の話題・・・を好きなクルマの中で共有する喜び。
そういう友人が安さに負けて買ってしまった完璧な製品でない車高調なんだけど、またもやクルマのせいで(お陰で)悩みながらも会える喜び。
梅雨の晴れ間で作業をしながら二子玉でタイヤごとホイールが外れて立ち往生した昔話を思い出し大笑いした!
結果はフロント成功!リア失敗!
ブラケットの加工と溶接は良かったけど、位置出しを痛恨のミス。
でも、この失敗のお陰でまた会うチャンスが生まれた。
誰もが失敗しても良いから自分好みにクルマを作るなんて荒業を出来る訳じゃないけど、かといって、クルマを諦めないで自分の思いがこんなクルマなら実現出来るかも?っていう藁にも縋る様な気持ちは誰しもあると思う。
自分なりの解釈ですが、“クルマを諦めきれない”って“人付き合いを諦めきれない”って事なのかなぁって最近良く思う。
何でこのシブヤさんのBlogのタイトルが“車”じゃなくて“
クルマ”なのか・・・。
僕らはその言葉のセンスを持っている人がいることと、1000km以上連続でクルマを運転したという経験を話せる人が同一人物であることが何だか嬉しい。