フランクフルトモーターショーを振り返り、
改めて、環境を大切にしたクルマ達に、
世界がシフトしている事が良く判りました。
トヨタが先行してハイブリッドを実用化したのですが、(私はプリウスを新車で
購入しましたが、たいして燃費が良い訳でもなく3年で手放しました。
これにはがっかりしました。)
ヨーロッパの自動車会社もディーゼルハイブリッドで、
このハイブリッド戦争に参戦してきた格好です。
さて、その事を考えると、
エキゾチックなハイエンドのクルマは別として、
大排気量のガソリンエンジンは終焉を迎えようとしているのは事実ですね。
例えば、フォルクスワーゲンT5ですが、
3.2のガソリンエンジンはラインナップから落ち、
1.4のTSIエンジンがその代わりとなります。
きっと数年後には、殆どのクルマがディーゼルエンジン搭載車だけになるのでは
無いでしょうか?
ところで 日本の規制に関してですが、
来年8月以降に生産されるクルマはEuro5となり
日本の新長期規制をクリアできる可能性があるとの事です。
私は以前より、ディーゼル車両を積極的に日本へ輸入してきました。
理由は ヨーロッパでクルマを選ぶ場合、エンジンのフィーリングや
燃費などから乗って良いなぁってクルマを選ぶと、
ディーゼルモデルに行き着いていたからです。
しかし 今年の9月からの新長期規制の問題で、
一時的にディーゼル車の輸入を中止しなければなりませんでした。
がしかし、技術が進歩し、日本で特に厳しくされているNOX規制に関しても、
Euro5 をパスしているクルマであれば 規制をクリアできるところまできました。
(とは言っても 平成21年度規制はもっと厳しくなります。 Euro6でも規制を
クリアできないかもしれないのは事実ですが。。。)
日本でも、ディーゼルエンジンにマッチしたクルマをチョイスする事が
クルマを諦められない秘訣になるのは間違えないでしょう。
クルマを選ぶってのは デザインや乗った感じのフィーリングで決まるもの。
“皆さんに五感に響くクルマを自分自身で確認し、
ご紹介し販売するのが 私の仕事なんだな“と改めて思いました。
10時間40分のフライトで成田に着いて T5をピックアップし、
東京に向かう首都高速で、
ベンツのSクラスやベントレー ポルシェなどを沢山見かけましたが、
日本で大排気量車をブイブイいわせて乗っているのは、
愚か者扱いされる日も近いんだな
と感じました。
さて今回私はコストダウンを図った最新型のクルマより、
旧いモデルだけどしっかり作られていて、
エンジン関係だけが最新型になっていたクルマ
[ランドローバーやローガンなど] に私の触手は動いたフランクフルトショー
でした。
結論として
最新の技術を搭載した環境に優しいクルマで、
昔からの優秀なデザインのクルマがあれば、
間違えなくそのクルマが、諦められないクルマになるという事がわかりました。
Frankfurt MS