私達は
メルセデスベンツ BMW VW AUDI シトロエン
プジョー フィアット シュコダ アルファロメオ のディーゼルモデルを
積極的に輸入しています
が しかし・・・
最大の難関があるのです
それは 日本の厳しい排ガス規制をクリアする事
最新のポスト新長期規制ってヤツは
以前の新長期規制に比べると大幅に難しくなっていて
易々と合格出来ません
試験料金は 1回(試験2回分)411600円とベラボーに高価で
規制値も半端じゃなく厳しくて
合格のハードルは非常に高いのであります
ちなみに数値は・・・
新長期規制 NOx 0.20 g/km (0.15)車重1265Kg超
ポスト新長期規制 NOx 0.11 g/km (0.08)
新長期規制 PM 0.019 g/km (0.014)車重126Kg超
ポスト新長期規制 PM 0.007 g/km (0.005)
( ) は平均値
と 以前の新長期規制の数値に比べて約50%以上
数値を落とさなければなりません
ヨーロッパ最新規制EU5の基準を満たしているエンジンでも
日本と基準が異なる為 新たに日本で試験を受けて合格しなければ
日本の公道を走る事が出来ないのです
具体的に
PM(粒子状物質 いわゆる スス)は何とかなりますが
NOx(窒素酸化物)がどうにも落ち切らず
試験車のセッティングに大変苦労するのであります
試験車には
性能と効率の良いDPF(Diesel particulate filter)を取付けたり
吸気系を改良して いかにNOxを出さない様にセットするかが勝負!
DPFは高価で 1つ30万円以上するものもあり 頭が痛いです
試験も一回で合格すれば良いのですが 2回 3回 受験すると
試験料金も100万円を超えてしまうこともしばしば・・・
コストは1モデル 約200万円程(合格すれば同型10台輸入可能)
大まかに1台20万円(10台売れる事が可能ならばです)
私達は
こんな風にして 最新のポスト新長期規制を取得しているのです
ではなぜ そこまでコストを掛けて
ディーゼルエンジンモデルを輸入しているのかと言うと
私事ですが
私はヨーロッパのクルマに約30年程乗り続けて
思う事があります
ヨーロッパの自動車文化に
スペックで表す事の出来ない味や生活観を感じるのです
たとえば
ヨーロッパで大衆車のディーゼルモデルを
レンタカーで借りるとします
スペック的には大した事無いのですが
低速から最大トルクを出して走れますから
運転する者も 乗っている同乗者も
急激な加速を体感する事無く ドライブを楽しめるのです
そして そのパワーと足回りのバランスが
マッチングしていればいるほど
長距離ドライブが非常に楽なんですね
実際にヨーロッパをディーゼルモデルで
走り回った経験をもとに このお話をしていますが
スタンダードなディーゼルモデルで 1日/1200~1300Km
移動出来るのです
当然ですが 燃費が良くメンテナンスもガソリン車に比べて
掛かりませんから 当然 お財布に優しいのであります
そんな経験を一度してしまったら
日本で手に入る欧州車に興味が沸くわけ ありませんよね!
クルマを諦めきれない自動車屋を追及すると
“良いクルマを世界から”
結局 今のようなスタイルで
皆さんにお届けする事に行き着いたのです
ショールームや広告など無駄な経費にお金を掛けず
ご縁のあるお客様に向けて 少数精鋭主義で
我々のセレクトした 諦めきれないナイスなクルマ を
一台一台ご納車させて頂く事
それが私達の仕事なのであります
ポスト新長期規制合格
ベソかかずに一球入魂 頑張りたいと思います!
オスカーピーターソンの Night and day
華麗なタッチ う~ん たまらん♪♪
ブルーベックの明るいピアノ イイですねぇ~
ラテンのかる~いクルマでドライブしたいぜ♪♪