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高波自動車

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ヨーロッパのディーゼル車が
日本で壊れた際の原因
研究発表 その5






あくまでも私の私見ですのでご理解下さい。



さて その4でお話しした

https://blog.le-parnass.com/index.php?e=5560

nパラフィンの結晶に対する対策ですが

まずは寒冷時は必ず軽油3号を入れましょう。



入れられない場合には

ディーゼル燃料凍結防止剤を入れる事







また

定期的にインジェクターやバルブ周りに蓄積した

結晶や汚れデポジットを落とす事です。



具体的には

デポジットクリーナー

もしくはインジェクタークリーナーを入れて下さい。



ここでワンポイントアドバイス❗️

距離に関係無く

エンジンのランニングタイムで行う事です。



すなわち 決められた時間

たとえば3ヶ月に一度といった具合に

ガソリンタンクに投入するのがベストです。







続いて 

EGRの固着や

EGRクーラーの詰まりに関してのお話しをします。

その2でお話しした不完全燃焼の件です



シリンダー内で不完全燃焼が起きた場合

エンジンオイルに煤 スラッジが混ざります。



そして

不完全燃焼したブローバイガスが

新たな空気と混ざって

再度シリンダーに送られ強制燃焼させられます。



この時点で

セタン価の低い軽油だった場合

煤 スラッジが大量に発生するのであります。







軽油には粘度があるのですが

ヨーロッパと日本の軽油ではこの粘度の値が違っていて

ヨーロッパの軽油の方が日本の軽油より粘度が低め

日本の寒冷地仕様の軽油3号よりもさらに低いのです。



とすると

シリンダー内で高温熱分解されたスラッジとオイルが

タール化して石油タール 乾留液 となるのです。



このヘドロのような液体が高温から冷やされて

EGRを固着させるのです。

EGRクーラーの詰まりも

同じく流動性の悪いタール化したオイルが

配管を詰まらせるのであります。



それでは

どんな対策をすれば良いんでしょうか?

この続きは その6へ続きます。



| 高波自動車商会 | 11:00 PM |